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体に優しい歯科治療

体に優しい歯科治療

当院は、ノンメタル(メタルフリー)治療、MI治療など、患者様の体に負担の少ない、体に優しい治療を心掛けています。また、院内感染を予防するために、世界基準の滅菌・衛生管理システムを採用し、被曝線量の少ないCTやレーザーなども導入しています。

ノンメタル(メタルフリー)治療

ノンメタル(メタルフリー)とは、歯冠修復素材に一切金属を使用しない歯科治療のことです。日本の保険制度では、被せ物や詰め物に「銀合金」を使うことが多いですが、欧米では、金属を使用しないノンメタル(メタルフリー)治療のほうが一般的です。

ノンメタル(メタルフリー)治療の特徴

金属アレルギーを引き起こすリスクがない

歯冠修復素材として金属を使用すると、時間の経過とともに金属が溶け出し、体に蓄積され、金属アレルギーを発症するケースがあります。金属アレルギーはすぐに発症することは少なく、ほとんどのケースで5年以上経って初めて湿疹などの症状として現れます。ノンメタル(メタルフリー)治療で使用するセラミックは、アレルギーを引き起こすリスクがなく、体に優しい歯冠修復素材です。

むし歯の再発や歯周病のリスクが低い

金属はプラーク(歯石)が付着しやすく、時間が経過すると変形し隙間ができやすいため、むし歯の再発や歯周病のリスクが高まります。ノンメタル(メタルフリー)治療で使用するセラミックは、細菌が付着しにくく、時間が経っても変形しにくいため、むし歯の再発や歯周病のリスクを軽減することができます。

治療跡が白くキレイに仕上がる

内側に補強のための金属を使用した被せ物(クラウン)は、光を透過することがなく、歯と歯ぐきの境目に金属が露出したり、歯ぐきに金属の色素が沈着したりすることがあります。ノンメタル(メタルフリー)治療なら、歯も歯ぐきもとてもキレイに美しく仕上がります。ノンメタル(メタルフリー)治療と審美歯科・審美修復治療は、同じくセラミックを使用した治療になります。審美歯科・審美修復治療のページでは、セラミックを使用した症例を写真付きでご紹介しています。

詰め物・被せ物治療

MI治療(ミニマルインターベンション)

MI(Minimal Intervention)とは、日本語で「最小限の侵襲」と訳します。侵襲とは、治療のために、「歯質を削る」、「神経や歯自体を抜く」などの行為を意味します。MI治療は、歯の寿命を縮めないように、可能な限り侵襲を最小限に抑えようという方針で行われます。

拡大視野下での精密治療:サージテルⓇ

サージテルは歯科用拡大鏡の1つです。サージテルを使用することで、治療中の視野を拡大することができ、むし歯を削るときなどに健康な歯質まで削ってしまうことなく、精密な治療を行うことができます。

拡大視野下での精密治療:マイクロスコープ

当院は、マイクロスコープも導入しています。患部を20倍程度まで拡大可能なため、歯を守ることにつながります。また、治療時間の短縮にも効果的です。インプラントや親知らずの抜歯などの外科処置においても精度の高い治療が可能です。

精密歯科治療

体に優しい医療機器を導入

ドイツのシロナ社製歯科用CT

130年以上の歴史ある歯科用機器専門の世界トップメーカーであるドイツのシロナ社製歯科用CT「ORTHOPHOS XG 3D」を導入しています。CT(Computed Tomography)とは、コンピューター断層撮影を意味します。X線とコンピューターによって、歯や骨の位置や形態などを立体的(3D)に視覚化します。 「ORTHOPHOS XG 3D」は、従来の歯科用CTの中でも特に被爆量が少なく、CT撮影時の被爆量は68μSv(医科用頭部CTの約1/30)です。

CO2レーザー

CO2レーザーには、殺菌・消毒・止血・鎮痛・消炎などの効果があるため、痛みを抑え、治癒を早めていきます。MIにも通じる治療が可能です。歯肉や粘膜の切開や止血をはじめ、初期むし歯の除去、歯肉炎・歯周炎の殺菌、歯ぐきのメラニン色素の除去、口内炎治療などにも用いることができます。

衛生管理の徹底

患者様を感染から守るために、院内衛生管理を徹底しています。

ヨーロッパ基準の滅菌・衛生管理システム

世界でもっとも厳しい基準である、ヨーロッパ基準EN13060のクラスB規格の滅菌システムを導入しています。ヨーロッパの医療機関では、クラスB滅菌を導入している歯科医療機関は約80%以上、地域によっては義務化されていることもありますが、現状の日本ではクラスB滅菌器導入率はわずか2%程度です。歯科治療では、抜歯やインプラント手術だけでなく、通常の治療でも出血を伴うことがあります。治療器具の滅菌が十分でなければ、術者にも患者様にも感染のリスクが生じます。当院では、ドイツのシロナ社製クラスB滅菌器を導入し、安心・安全な歯科治療をご提供しています。

クラスB滅菌器の特徴

クラスB(Big)滅菌器は、クラスN(Naked)やクラスS(Special)の上位に位置する滅菌ランクで、滅菌前および乾燥時に数回の真空状態を作り出すことができます。 真空状態を作ることによって、あらゆる種類、形状の機器・器具を完全に滅菌することができます。

  • 医療先進国ヨーロッパ規格の滅菌クオリティ
  • 完全な空気除去による真空蒸気滅菌
  • ハンドピースなど、従来の方法では滅菌が困難だった複雑な形状の機材も滅菌が可能

切削機器専用クラスS滅菌器

クラスB滅菌器と同じく、シロナ社製の切削機器専用クラスS滅菌器も導入しています。高速で滅菌することができます。

滅菌パックシステム

コップやエプロンなどはディスポーサブル(使い捨て)を使用し、患者様ごとに新品をご用意しています。また、医療器具に関しては、消毒、滅菌を行ったうえで、使用する直前までパックで密封するシステムを採用しています。

口腔外バキューム

歯の治療の際には、患者様のお口の周りに、削った歯や材料、唾液や血液などが飛散します。口腔外バキュームとは、患者様がこれらをできる限り吸い込まないように、お口の周りの空気を吸引・除去する装置です。これにより、衛生的な「空気」を維持することができます。